デジタル技工との出会い
私が入社した当時は、まだ手作業の時代でした。入社2年目くらいから、デジタル機器を導入し始め、随時更新しながらどんどん充実しています。メーカーからレクチャーを受けたり、講習会に参加したりして、操作方法やスキルを習得。今では口腔内スキャナーによるデジタル技工にも対応できるようになりました。3シェイプ社®からの公式認定を全国で12社目に取得するなど、常に新しいことに挑戦できる環境に大満足です。
デジタルならではの安定性
デジタルの効果を一番実感するのは、クオリティにばらつきが少ないことです。手作業のように気泡やごみが入ることは一切なし。湿度など気候、技工士のスキルに左右されることもありません。金属の膨張・収縮率などすべて数値で管理できるので、新人でも一定のクオリティを維持した作業ができるのが魅力です。
短期間で成長できる環境
デジタルを有効に使うには、基本的な技工知識が必要です。立体感を養うために、ワックスアップとCAD/CAMを併用しながら学ぶのが近道だと思います。各分野に長けた先輩からアドバイスがもらえるので、私も自分のクセに気づくことができました。たくさんの参考例が間近で見られるのは、国内トップクラスの規模を誇る当社ならでは。設備だけでなく、人材にも恵まれているので、短期間で成長が実感できると思います。
データ通信による技工時代へ
今後、口腔内スキャナーの普及が進めば、ドクターからの指示はデータでやり取りする時代になるでしょう。模型をつくる必要がなくなるため、患者さんにとっては、印象を取る負担がなくなります。ドクターにとっては、納期短縮と材料費削減が可能です。技工士は必要な部分のみをつくり、まわりの歯と調整する手間がなくなるなど、良いことばかり。さらにクラウド上でつながることで、海外への発注も可能になり、スピード化と対応力がアップしていくはずです。
チャレンジに満ちた環境
歯科技術や情報は、更新スピードが早く、しっかりついていかないと、あっという間に置き去りになってしまう状況です。アルファー工房では、社長が常に「次のこと」にアンテナを張り、最新機器・情報を社員に提供してくれます。「学ぼう」「覚えよう」という気持ちを受け止め、成長するチャンスにあふれた環境です。今後は、若手の育成をサポートしながら、私自身も仕事の質を上げ、高い意識を持ち続けたいと思っています。